大隆寺
大隆寺は、1608年伊達家以前の宇和島藩主富田信高が亡父知信の菩提を弔うために建立した
と言われていますが、伊達氏入府後は等覚寺と並び伊達家の菩提寺となりました。宇和島
市街地の南東部に位置しており、山号は金剛山で、宗派は臨済宗妙心寺派、ご本尊は釈迦如来
が祀られています。山間部の自然に囲まれた寺院なので、荘厳な雰囲気と四季折々の景色が
楽しめます。
住所:〒798-0043 愛媛県宇和島市宇和津町1-3-1
電話:0895-22-3832
等覚寺
等覚寺(とうがくじ)は、臨済宗妙心寺派の寺で、山号は龍華山(りゅうげさん)と言います。
大隆寺と並んで、宇和島藩主伊達家の菩提寺です。宇和島藩初代藩主の伊達秀宗が母親の
菩提を弔うために、江戸時代元和4年(1618年)に建立しました。建立当初は、母親の法号
から白雲山龍泉寺と呼ばれたそうですが、秀宗が没して以降、墓所が造営されると、浄妙山
等覚寺と改称されました。門自体も楼門で、格式を感じられる造りになっています。
住所:〒798-0044 愛媛県宇和島市野川甲1157
電話:0895-22-1199
西江寺
西江寺(せいごうじ)は、臨済宗妙心寺派の寺院で、うわじま新二十四景色の一つと言われ
ています。江戸初期に造られ、枯山水の様式を残した庭園で風光明媚と高く評価されて
います。毎年2月に開かれる「えんま様」では、宇和島出身の絵師 村上天心が63歳の時に
揮毫した閻魔・阿修羅・地蔵菩薩大画像が一般に公開されます。
住所:〒798-0038 愛媛県宇和島市丸穂町1140
電話:0895-22-0489
龍光院
龍光院は、1615年 宇和島藩の初代藩主 伊達秀宗が入部した際に、宇和島城の鬼門に当たる
と言われたこの場所に宇和島藩の安泰を計るため鬼門の鎮として建立されました。都から
遠く離れ、また文化の恩恵が少ないこの地を残念に思った弘法大師が、四国八十八ヵ所霊場
の開創を発願し、成就されたのを記念して建立されたそうです。
住所:愛媛県宇和島市天神町1番1号
電話:0895-22-0527
妙典寺
妙典寺は、文禄3年 日蓮宗 日相上人が開山したと言われています。九世の日恭上人の時、
貞享・宝永年間宝永年間に雨乞い祈祷の霊験により妙典寺米が奉納されたことで、その偉業を
記念して寺名が町名となったという由来があります。当時の建物は安政2年に焼失して
しまったので、現在の建物は、二十九世 日輝上人が再建しました。周辺は、閑静な住宅地で、
近くに宇和津小学校・宇和津幼稚園があります。
住所:〒798-0071 愛媛県宇和島市妙典寺前乙506
電話:0895-22-2139
明源寺
明源寺は、天正年間 大分県の佐賀関に安楽寺として建立され、その後、寺号を明源寺に
改められ、文禄元年 宇和島に移築されました。庭園は、慶長2年(1597年)頃の築庭と
推測されますが、枯山水の趣を感じる造りになっており、石組みの手法・配置などが大変
秀れているので、現在は宇和島市の文化財に指定されています。
住所:〒798-0041 愛媛県宇和島市本町追手1-1-12
電話:0895-22-2397
大超寺
大超寺は、1605年に創建され、400年もの築年数を誇る建造物です。霊亀山という
山号がついていることもあり、亀をかたどった瓦などが見られます。本堂は、典型的な
浄土宗本堂の平面形式を持っていますが、左右に座敷などを加えているため、規模が大きく
見た目もかなり大きいです。大超寺の名前が、地名ともなっています。
住所:798-0045 愛媛県宇和島市大超寺奥乙40
電話:0895-22-4868
三島神社
三島神社は、806年瀬戸内にある大三島の大山積神社より御分霊を尾串森に勧請したのが
始まりで、1274年に現在地に奉還され、主祭神は大山積命です。国の無形文化財に指定
されている伊予神楽は、南予地方に鎌倉時代以前より現在に伝わる神楽で、男性の神主
だけで奉仕され、神楽全体が神事という特長があり、毎年4月14日に開催されています。
7月30日に花火大会、10月14日の秋祭りには走り込みが催され、地域住民に親しまれて
います。
住所:〒798-0082 愛媛県宇和島市長掘2-5-27
電話:0895-22-2042
伊吹八幡神社
伊吹八幡神社は、707年 九州宇佐八幡より勧請され、712年より祭祀が始まりました。国の
指定・天然記念物の「いぶき」は、1185年源義経が伊予守に任ぜられた時、家臣、
鈴木三郎重家に植えさせたものと伝えられて、現在まで800歳あまりの長寿を保っています。
毎年10月16日の秋祭りには、山車にのせた太鼓を4人の子供が打ち鳴らしたり、牛鬼の勇壮
な練りなども見られ、大いに賑わいます。
住所:〒798-0024 愛媛県宇和島市伊吹町1068
電話:0895-22-1282